車で木漏れ日の道を通ると、街路樹が目を楽しませてくれます。
ことし一月には紅白梅がすでに満開となり、早いなぁと驚かされたものでした。
二月の暖かさに比べて、気温の低い日が続いた三月は花たちが休眠してしまったかのように開花が途絶え、春は遠いなと思える日が続きました。
それでも昨日は、満開のこぶしを見届けることができました。
これからは、白木蓮に始まって、紫木蓮、藤、はなみずきと次から次へと春を謳い挙げる植物に出会える嬉しい季節です。
巡る季節は、旅立ちの季でもあります。先日、退居した子ども二人と食事の機会が与えられました。一人は大学を無事に卒業し、就職も決まり、そして社会人のスタートラインに立つ準備をしています。
また、もう一人は朝4時から起きて働き、自立した生活を送っていることを報告してくれました。
ホームにいる時には、手を焼かせることも少なく無かったことを思うと、その成長ぶりには目を見張るものがありました。
彼女らが、希望の星に見えてしまいました。
まきばやオリーブで、少しの間でも生活できた子供が、たくさんの課題を抱えながらも、その一生が総じて良いもので満たされ、花たちが厳しい冬を耐えて、越えて開花するように、彼らがその一生を謳歌することを願っています。
先日、桜も開花宣言されました。
新しい一歩を踏み出す子たちを、見守りつつ、応援していきます。
緑のまきば I